脂肪の摂りかた脂肪の摂りかた
Last Update: 2009/05/06
脂肪は身体の機能を維持するために必要な必須脂肪酸の供給源であり、さらに脂溶性ビタミンの摂取、吸収を高めます。脂肪が不足すると脳卒中や高血圧を起こしやすくなります。また、脂肪を摂り過ぎると高脂血症や心臓病、糖尿病の原因になってしまします。脂肪の種類と性質をよく知って摂り過ぎには注意することが大切です。普通に摂取している脂肪は、トリグリセライドで、摂取している脂肪の95%を占めています。体内に存在する脂肪の9割近くが中性脂肪です。中性脂肪が皮膚の下につくと皮下脂肪と呼ばれ、中性脂肪が内臓のまわりについたりすると内臓脂肪などと呼ばれます。中性脂肪は脂肪細胞の中に蓄えられているエネルギー源であり、中性脂肪は「トリグリセリド」とも呼ばれています。
体内には4種類の脂肪が存在します。
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脂肪細胞と脂肪の関係
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中性脂肪とコレステロール
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肥満と脂肪
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体内には4種類の脂肪が存在します。
人間の体内には、脂肪酸や中性脂肪、コレステロール、リン脂質の4種類の脂肪が存在します。一般的に脂肪と呼ばれるものは中性脂肪のことを言います。中性脂肪の一つが脂肪酸です。脂肪酸には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の二種類があり、それぞれ違う働きをしています。脂肪酸はすぐに使えるエネルギーであり、中性脂肪は貯蔵用のエネルギーなのです。脂肪でもコレステロールは、細胞膜やホルモンの材料なのです。
中鎖脂肪酸は炭素数が8〜10個の脂肪酸で、中鎖脂肪酸は牛乳やチーズに含まれる脂肪です。一般的な油は、分子の鎖が長い長鎖脂肪酸で、中鎖脂肪酸は、鎖の長さがその約半分の脂肪酸です。中鎖脂肪酸は、分解されやすく、エネルギーになりやすいから、体に脂肪がつきにくいのです。中鎖脂肪酸の特徴は、長鎖脂肪酸に比べて、消化しやすく、燃えやすいのです。
脂肪細胞と脂肪の関係
体内に600億あるという脂肪細胞と脂肪の関係について知ることは、肥満について知るためには必要な知識です。人間の体には、60兆個の細胞がありますが、その細胞のうち1%が脂肪細胞で、脂肪細胞で起きている脂肪に関するさまざまなことが脂肪細胞で起きており、体脂肪の分解や合成、蓄積などが体内の脂肪細胞で行われています。体内に作られる脂肪細胞の数は一定ではありません。幼少時に大量の脂肪細胞を作ってしまえば、3000億個もの数にのぼることがあります。脂肪細胞の増加傾向は一定ではなく、人生のある時期にいきなり脂肪細胞が作りやすい時が訪れます。思春期や乳児期、胎児期に栄養を摂りすぎると脂肪細胞が増えます。
加齢によって基礎代謝が下がってしまうのは褐色脂肪の数が年齢と共に減少することにより、脂肪が燃えにくい体になってしまうためです。脂肪がエネルギーとして代謝されやすい人は褐色細胞が活性化しており、脂肪がつきにくい人なのです。体内の褐色細胞が十分に活性化されていないという人はカロリーが消費されずに脂肪になってしまっているのです。褐色細胞が活性化しているかどうかは、遺伝子の作用によってきまり、体内の基礎代謝が小さく、痩せにくい体質の人は、褐色細胞が変異しており、日本人の3人に1人は、褐色細胞の遺伝子が変異し、太りやすい体質だそうです。褐色細胞の活性化をより促進するためには、日中は元気に活動し夜中は早めに就寝してぐっすり眠るなど、めりはりのある生活習慣を送ることです。子供の頃から寒い環境で育ったり、薄着でいることが多かったという人は、効率的に体温を上げるために褐色細胞が活性化されやすくなっているようです。逆に、子供の頃から過ごしやすい気温の中で快適に育った場合は、体温調整が必要ないため褐色細胞が活性化しにくい体質になっています。
褐色細胞は、エネルギーを燃やす細胞のことです。褐色細胞の働きが悪いと燃料を燃やせず、体温を上げることができません。褐色細胞を活性化すれば、体温も基礎代謝も上げられるのです。脂肪を効率的に燃やすには、褐色細胞の活性化が重要です。
白色細胞のほとんどを占めている油滴は脂肪の倉庫のようなもので、多くの脂肪を溜めています。皮下脂肪の多さで肥満になった状態をその体型から洋ナシ型肥満、あるいは皮下脂肪型肥満と呼んでいます。セルライトは加齢現象によって起きるものですが、これは皮下脂肪を溜め込みすぎることも原因になります。男性がなりやすい肥満のタイプは、内臓のまわりに脂肪がつくパターンなので内臓脂肪型肥満といいます。外見の形からリンゴ型肥満ともいいます。褐色細胞は白色細胞ほど脂肪を溜め込めません褐色細胞は、白色細胞とは働きが大きく異なり、細胞内の脂肪をエネルギー変換する細胞です。
白色細胞は、脂肪を蓄える組織である油滴からできており、この油滴に脂肪が大量に蓄積されています。白色細胞は、下腹部やお尻、太もも、背中、腕の上部、内臓の周りなどについています。白色細胞は、ほとんど油滴によって占められており、油滴は、脂肪を蓄える倉庫のような役割をしています。油滴は、脂肪が多くなると それに応じて大きくなり、たくさんの脂肪を蓄えることができるのです。
中性脂肪とコレステロール
中性脂肪とコレステロールは、どちらも体内の脂肪の一種です。中性脂肪は、体内に摂取した栄養で余ったものが、皮下脂肪や肝臓に蓄えられた脂質のことで、エネルギー源になり、中性脂肪が蓄積されると体脂肪になります。コレステロールは、細胞膜やホルモンなどをつくったりし、生命維持に重要な役割をする脂質のことを言います。中性脂肪は、脂肪細胞の中に貯えられ、必要に応じて脂肪酸になり、エネルギー源になります。コレステロールは、細胞膜やホルモンなどの材料になります。コレステロールはエネルギーとしては使われません。
肥満と脂肪
肥満とは単に体重が重いことではありません。体重が重くても筋肉質やむくんでいるときは肥満ではありません。りんご型肥満とは、お腹の周りなどの上半身に脂肪がついている肥満で、洋ナシ型肥満とは下半身に脂肪がついている肥満です。また、隠れ肥満というのもあります。生活習慣病を合併しがちなのは、りんご型肥満で、内臓の周りに脂肪がついている場合は注意する必要があります。
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